第9回大会:2019年4月21日(日曜日) 募集期間:2018年12月17日(月)- 2019年3月25日(月)

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大会レポート Report

MATRIX POWERTAG 向川選手のレースレポート

「第8回おかやまエンデューロ」お疲れ様でした。
心配していた雨もスタートまでには止みましたが、路面は生憎のウェットコンディションの状態でスタートとなりました。スタートから約1時間程度で路面は乾きましたが、気温は上がらず10℃位の中を走る過酷なレースとなりました。
特に長時間走るカテゴリーの選手は、レース後半、エネルギー不足で失速した選手が多かったのでは無いでしょうか!?気温が低いと、身体を発熱させるのにエネルギーを使うので、エネルギー不足になりがちです。そうならないように、短時間でエネルギーに変わる栄養補助ゼリーなどをこまめに摂ると、後半の大失速を防ぐ事が出来ると思います。
僕がアタック180を走るとしたら、最初の2時間は梅丹の補給食を1時間に1本。そして、それ以降は30分に1本ずつという感じで補給すると思います。今回のような低温で長時間走るようなレースは、補給で大きくパフォーマンスが左右するので気を付けておきましょう。

さて、レースの方は、今年から種目がリニューアルされました。
アタックの種目が充実し、100・150・180を追加。そして、エンデューロの競技時間が7時間→6時間に短縮されました。リニューアルされた事でレースの動きがどう変わるのか。4時間の部にはアタック100の選手が走行しているので前半から活発なレースが展開され、6時間の部はレース中盤の中だるみが無くなるだろうと、招待選手同士がレースを予想しながらスタートラインに着きました。

そして、レースは定刻の9時30分に6時間エンデューロがスタート、3分の時差を開けて4時間エンデューロがスタートしました。予想通りアタック100の選手を中心にスタート直後から活発なレースが行われ、集団のペースは上がります。6時間の方は、長丁場なので各選手で先頭交代を繰り返し、様子をうかがいながらレースを作っていきます。両集団ともアベレージスピード40km/hを超すペースで周回を重ねていきます。集団が大きい状態でレースは進み、アタック100のゴールまで残り5周回。ここでレースは動き出す。 ゴールまで時間にして30分を切り、集団が更に活性化。ペースが一気に上がり、同一周回の選手が15名ほどに絞られ、その状態でラスト1周へと入って行く。最後の登りから1列状態で最終コーナーへ入りゴールスプリトへ。接戦を制したのはNo.1018山口雄大(FIETS GROEN 日本ロボティックス)が優勝。

4時間エンデューロの方はアタック100の選手のペースアップで集団は崩壊。No.10、40、57、5の4チームが同一周回でトップ争いが行われる。周回を重ね色々なカテゴリーの選手が集まり再び集団が形成されていく。そこからNo.10、40が積極的にレースを進め集団から抜け出す。No.57、5の選手とは約1分のアドバンテージを作る。しかし、ここでエンデューロならではの展開が起こる。6時間のトップ集団が3・4位争いをしているNo.5、57を吸収し6時間の集団で前を走るNo.10、40を追う展開になる。タイム差はどんどん縮まり、No.10、40も6時間の集団がキャッチする。4チームは6時間の集団のままゴールスプリントへ。
優勝はNo.10 team INo.UE。逃げは失敗したものの力の差を見せつけての勝利でした。

さて、6時間エンデューロの集団は、途中ペースアップなどがあり、アタック180はNo.2024、2025、2035、2049、2059の4名に絞られる。6時間でペースアップに着いて来られたのは1チームのみNo.284。周回遅れの選手などを含み30名ほどの集団でレースが進んでいく。大きな動きはなくアタック180はラスト1周へ。
レース前半から積極的に動いていたNo.2049井上亮(Magellan Systems Japan)が向かい風のバックストレートでアタック。集団も追いに入るが差は縮まらない。6秒の差をつけてゴール。力で優勝をもぎ取った。

6時間のNo.284、アタック180のゴールスプリントでも千切れることなく、更に周回を重ねて行く。そしてラスト1時間。ラストライダーへチェンジ。周回遅れの選手を引き連れて更にペースアップ。2位を2周回引き離してNo.284「昨日の敵は今日の友」がゴール。6時間を唯一アベレージスピード40km/hの大台に乗せて走り切りました。

路面が濡れた状態でスタートを切ったレースでしたが、比較的に転倒事故も少なく安全にレースが進んだと思います。これも、参加者1人1人が安全に走って頂いたからだと思います。ご協力ありがとうございました。
転倒された方は何故転倒したのか?今一度振り返って頂けたらと思います。前方の人の後輪に接触した・スリップした・横の人と接触した・巻き込まれた、など色々な要因があるかと思いますが、もしかすると避ける事が出来たかもしれません。
そんなテクニック・ヒントが、スタート前に行っている「ロードレース講習会」で見つかるかもしれません。 是非参加してみて下さい。では次回お待ちしています。

あなたの勇姿と感動を、写真というカタチにして。【オールスポーツコミュニティ】
イベントID:E524601

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